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定例・提案広告代理店定例資料広告レポート

広告代理店の定例資料の作り方|結果・要因・次月施策・合意事項の型

(運営:株式会社adding編集方針

広告代理店の定例資料は、前月の数字を保存するための資料ではありません。クライアントが状況を理解し、次の施策を判断するための材料です。ページを増やすより、結果、要因候補、次月施策、合意事項が一本につながる構成を作ります。

数字の一覧は必要ですが、それだけでは「結局どうするのか」が残ります。反対に、改善案だけを並べると、なぜその施策を選ぶのかが伝わりません。実績と提案の間に、確認済みの事実と要因候補を置きます。

会議そのものの設計は広告運用の定例会を報告会で終わらせない方法、集計からコメントまでの工程は広告レポートを自動化する方法で詳しく解説しています。AI活用全体を知りたい場合は広告代理店のAI活用・DX入門もご覧ください。

最初の一枚で、結果と今日決めたいことを示す

定例資料の冒頭には、参加者が短時間で現在地をつかめる要約を置きます。最低限、次の内容を一枚にまとめます。

  • 運用目標と当月実績
  • 前月からの主な変化
  • 今月実施したこと
  • 現時点の評価
  • 今日確認・合意したいこと

「当月実績サマリー」だけで終えると、参加者は資料を最後まで読まないと会議の目的が分かりません。「次月の配分案を決めたい」「新しい広告案の制作方針を確認したい」と、判断してほしい内容まで冒頭に置きます。

経営層と実務担当者が同席する場合、最初の一枚は事業目標に近い指標を中心にします。キャンペーンや広告別の詳細は後ろへ置き、必要なときに参照します。

要約には、数字の基準日と対象期間も小さく記載します。管理画面が更新された後に資料を開いても、どの時点の判断かを追えるためです。未確定の成果や計測遅延がある場合は、注記と次の更新予定を添えます。

実績ページは、目標・比較・内訳の順で見せる

数字のページでは、単月の実績だけを表示しても良し悪しを判断できません。目標、前月、前年同月、施策前など、案件に合う比較軸を選びます。

表示する順番内容読み手が判断できること
目標との比較目標CPA、目標成果数、予算進捗達成状況
期間比較前月比、前年同月比変化の方向と大きさ
内訳媒体、キャンペーン、デバイスなど変化が起きた場所
施策履歴変更日、対象、狙い数字との前後関係

Google広告のレポートエディタでは、行、列、値を選んだ表やグラフを作成し、保存・共有できます(Google広告ヘルプ「カスタムレポートを作成する」)。媒体側のレポートや既存ダッシュボードを事実確認に使い、定例資料では議論する変化を選びます。

グラフには、キャンペーン変更やLP更新などの注記を添えると、施策との関係を読みやすくなります。ただし、時期が重なっただけで原因と断定しないようにします。

要因ページでは、確認済みと未確認を分ける

要因説明のページは、担当者の見解を示す重要な部分です。同時に、根拠のない断定が起きやすい部分でもあります。次の三欄に分けます。

  1. データから確認できたこと
  2. 施策履歴から確認できたこと
  3. 追加確認が必要な要因候補

たとえばCPA上昇について、「CPCが上がり、CVRは大きく変わっていない」は確認できた事実です。「競合出稿が増えた」は、オークション分析など裏付けがない段階では候補です。広告主側の価格や在庫の影響も、担当者へ聞かなければ分かりません。

要因候補には、確かめる方法を添えます。「LPが影響した可能性」だけで止めず、「デバイス別CVRとフォーム変更日を確認する」と書きます。定例会が質問と判断の場になります。

次月施策は、仮説との対応を一行で示す

施策ページでは、案の数よりつながりを重視します。各施策について、どの課題へ対応し、何を変え、何で評価するかを並べます。

課題・仮説次月施策実施条件確認指標
一般語のCPCが上昇検索語句を精査する除外候補を事前共有対象語句の費用、成果数
モバイルCVRが低下導線とフォームを確認する制作担当と修正可否を確認到達率、完了率
既存広告のCTRが低下新しい訴求案を作るブランド確認を実施広告別CTR、成果数

この表は施策の実施を自動決定するものではありません。予算、制作工数、顧客の優先順位を踏まえ、定例で選ぶための候補です。

Cotomuは、資料を作る前の論点整理に使う

クライアント定例のAI運用支援を使う具体的な場面は、実績表と施策メモがそろった後です。担当者はその二つと前回のToDoを入力材料として用意し、Cotomuで次の草案を整理します。

  • 冒頭サマリーへ載せる変化
  • 数値から考えられる要因候補
  • クライアントへ確認する質問
  • 次月アクションの候補
  • 今回合意したい論点

AIが作った要因候補には、参照した数値を付けます。担当者は媒体管理画面と施策履歴を開き、候補を残すか、質問へ移すか、削除するかを判断します。その後、採用した論点だけを既存のPowerPointやスプレッドシートへ反映します。

この使い方なら、完成資料のデザインや顧客固有の書式を維持できます。Cotomuは定例資料を無人で完成・送信する機能として扱わず、資料作成前の論点と草案をそろえる支援として位置付けます。

最終ページには、合意事項と保留事項を残す

定例資料は会議が終わった後も使います。最後のページに、決まったこと、決まらなかったこと、次回までの行動を追記します。

  • 実施する施策と対象
  • 担当者と期限
  • クライアントの承認が必要な内容
  • 追加で取得する情報
  • 今回見送った施策と理由
  • 次回確認する指標

保留事項も残すと、次の定例で同じ議論を最初から繰り返さずに済みます。資料更新の責任者と、確定版を共有する場所も決めます。

会議後に新しい数字や事情が分かった場合は、当日の判断と後日の追記を区別します。いつ、誰が更新したかが分かる形にします。

既存資料の各ページに役割を書く

次回使う定例資料を開き、各ページの上に仮で「事実を共有する」「理由を確認する」「施策を選ぶ」「合意を残す」のいずれかを書いてください。どれにも当てはまらないページは、会議で本当に必要か見直します。

続いて、冒頭の一枚へ「今日決めたいこと」を追加し、最後の一枚へ「担当・期限・確認指標」の欄を作ります。資料の見た目を変えなくても、意思決定の入口と出口を置くだけで、定例資料の役割が明確になります。

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